観霧遊楽区は新竹県五峰郷と苗栗県泰安郷の堺界に位置します。標高2,000~2,500mで、世紀の奇峰である大霸尖山への登山口です。エリア内には豊かな森林資源があり、日本統治時代末期には、日本政府が戦争に利用するために、この地区の貴重な木材の大規模な伐採を行いました。戦後は、観霧地区の豊富な林業資源を管理するため、林務局によって清泉土場から観霧まで大鹿林道が敷設されました。1992年には雪覇国家公園として指定され、エリア内の関連資源の保全とレクリエーション事業の運営等の管理計画を行っています。
遊楽区には、巨大なタイワンベニヒノキ、滝、雲海、日の出、夕焼け、雲霧、そして「聖稜線」と呼ばれる雪山主峰の稜線等があり、特徴ある観霧の風景を形成しています。植物では、ランダイコウバシ、ツリフネソウ属の棣慕華鳳仙花が特に見どころです。ここでは、絶滅が危惧される新種の観霧山椒魚が発見されました。国家公園では、積極的に生育および生息地の保全・復元作業に取り組んでおり、観霧山椒魚生態センターを設置して、来訪者に対し詳しい解説を行っています。ハイキング、親子学習、環境教育に最適です。
369苗栗県泰安郷梅園村観霧1-1号
生態センター展示室は、毎日午前9時から午後4時30分まで自由に見学できます。月曜日(休日の場合はその翌日)および旧暦の大晦日は休館です。屋外景観台、雲霧歩道は営業時間外でもご利用いただけます。
886-37-276300
886-37-276555
上記の上映回以外にも、10:00、11:00、14:00、15:00に団体(20名以上)の予約ができます。来館前日までに電話(037)276300にてご予約ください。
日帰りプラン
竹東→清泉(張学良文化館)→観霧→ 雲霧歩道→観霧山椒魚生態センターの見学→帰宅
1泊2日プラン
竹東→清泉(清泉温泉、張学良文化館)→観霧→雲霧歩道→観霧山椒魚生態センターの見学→観霧付近の民宿泊(ご自身でご予約ください)
観霧→楽山の日の出→檜山巨木森林歩道→回程
2泊3日プラン
竹東→清泉(清泉温泉、張学良文化館)→観霧の滝→観霧付近の民宿泊(ご自身でご予約ください)
観霧→楽山の日の出→檜山巨木森林歩道→観霧山椒魚生態センターの見学→雲霧歩道
観霧→榛山歩道→帰宅
1. 観霧を旅行するには、国道三号高速道路を進み、竹林インターチェンジで下りて竹東方面に進みます。新竹県の122県道から五峰を経て清泉から土場に進み、大鹿林道から観霧へ向かいます。 2. 国道一号中山高速道路の新竹公道五インターチェンジから、台68線東西向快速道路に進むとより早く竹東に到着でき、竹県122県道に入れます。 3. 大鹿林道の主要道路は、幅が3~4mで、道路が湾曲して非常に狭くなっています。対向車が通りにくいため、中型バス以下の車両のみ通行可能です。なお、公共交通機関では、新竹客運の路線バスで清泉までしか行けません。観霧に向かう方は、車をご利用ください。
竹東(122号県道)16k→ 五峰 ←10k→ 清泉 ←2k→ 大鹿林道 ←25k→国家公園界碑←1k→ 観霧山椒魚生態センター(観霧管理所)
369苗栗県泰安郷梅園村観霧8号 電話:(037)268818
住所:新竹県五峰郷桃山村民石380号 電話:(03)5856192、5856193 雪覇レジャー農場(食事提供有り)
1. 山の天候は変わりやすく、林道も舗装されていません。登山プランは慎重に計画してください。また安全のため、日没前までに観霧遊楽区を離れてください。 2. ご注意:五峰を出てから観霧までの途中にはガソリンスタンドがありません。車でお越しの方は、必ず竹東または五峰で給油を済ませてください。 3. 観霧地区の宿泊・食事施設には限りがあります。宿泊場所の予約がない方はそのまま山に留まらないでください。(観霧山荘や雪霸農場、および大鹿林道15km地点にある民宿と食事施設が利用できます) 4. 山は冷え込みますので防寒具を準備してください。単独行動は避けてください。 5. 観霧地区で食事提供が可能な店数には限りがあり、現地での食事調達が難しいことがあります。お越しの際は、携帯しやすい軽食を準備することをおすすめします。 6. 午後や夜間には霧が立つことが多く、視界が遮られることがあります。安全運転にご注意ください。 7. 国家公園法の禁止事項に基づき、観霧遊楽区内では火を起こしたり、野外調理することは禁止されています。 8. 大霸尖山登山歩道は自然保護区です。大霸尖山歩道への登山を希望される方は、登山7日前までに生態園区への入園許可証を申請してください。(※現在、大霸尖山登山口へ向かう大鹿林道東線は歩道となっています)。 9. 観霧園区は全面禁煙です。